令和6年12月 住職挨拶
令和6年12月5日
ホームページをご覧の皆さま、金嶺山住職より謹んで御挨拶申し上げます。
気がつけば師走となりました。
現在、龍源寺でも来る雪を迎えるべく冬囲いが進んでおります。
この前外したばかりのような気が致しますが、光陰は矢の如く戻らず、
間違いなく今年は今年の冬となる。それを堂内の寒さに感じております。
近年では毎年、日本国内外自然の猛威を受け、苦しみ悩む事態となっております。
龍源寺も7月の雨を受け大きな影響が出ました。
山中から来る水、雨を受け止める草木土に、改めて目を向けなければならないということを
その雨から教えられました。
潤いとも災害ともなる雨や風、私たちを取り巻くものの中で、私たちはどうすればいいのか。
実はこの問いは、突然顕れてきたものではなく、いつも自分自身のまわり、中に常にあった問いであるとも思いました。
それに気づくか気づかないか、それに目を向けるか向けないかが、自分の生き方に直接関わってまいります。
雨が降るように、風が吹くように、草が生えるように、花が落ちるように、自分もある。
ではそんな自分は、どうあるべきか。
今年起こった様々なことを、また一大事の因縁と捉え12月を過ごし、次の年へ向けての活力にしたいと思います。
今年、ご参拝いただいた皆さまからのご縁に篤く感謝申し上げます。
このご縁を引き受けて過ごす今後の努力が、また次のご縁ある方々に回向できますよう勤めて参ります。
ぜひまたご参拝下さい。
住職 合掌